新居に引越して1年経ちましたが、冬の間どうも玄関が寒いことに気づきました。
その玄関が寒い原因の1つが玄関ポストなんです。
うちの玄関ポストってよく見たら隙間空いているんですよね。
内蓋が付いてるんですけどプラスチック1枚でどうにかなる問題じゃないし、手を当てるとすきま風入ってくるのも分かるし、触ると冷たいです。
回覧板でも入れようものならこれですよ・・・
ツーツーです。

このツイートにある通り独立した宅配ボックス等はやっぱり必須だと思います。
ただ、奥さんと話したときに埋め込み型玄関ポストは外に出る必要が無いのが大きなメリットであると言われ、宅配ボックスとは別の方法を探っていました。
そこで、対策をいくつか見つけたので紹介します。
①貫通ポスト
まずは埋め込み型ポスト自体に対策を施したものです。
宅配ボックス一体型埋め込みポスト
ナスタHPへはコチラから。

独立した宅配ボックスと埋め込みポストのメリットを兼ね備えたもののようです。
断熱性能
気になる断熱性能はどうでしょうか・・・?
熱貫流率U(W/m2・K):1.31(HPより)
- 我が家で使われている窓「サーモスX」はU値(W/m2・K):1.52。※下の画像で一番右のサッシです。
- ドイツの省エネルギー条例であるEnEVでは、窓の熱貫流率をU値(W/m2・K):1.3以下と定めています。
とりあえず我が家の窓よりはU値が低いうえに住宅性能のレベルが高いドイツの基準にほぼ達しているところをみると良い数値なのかなと思います。

気密性能
気密についてはエビデンスを見つけられず・・・
ただ、内側の扉がしっかり閉まるようなので通常の埋め込み型ポストに比べたら良いはず。
少なくとも荷物が入ることで内側の扉が開いて外とツーツーになるなんてことはないでしょう。
注意点
- 木造住宅用であるということ
- 防火地域には設置できないこと
- 屋外側の扉は右勝手のみであること
- 完全防水ではないこと
このようにいくつか注意点があります。
自宅の構造に合うのか、防火地域なのか、などなど。
また、こちらの商品は設置場所のサイズによって受注生産になるようです。
間違えないように必ず確認が必要です。
②工夫された埋め込みポスト
ピンタレスト(ページへ)で見つけたんですが、こんな工夫がされたポストがありました。
使っているのは【パナソニック フェイサス-int】と【LIXIL イン-プラス】のようです。
埋め込みポストの内側にさらに窓を取り付けて2重窓状態にしてしまうという、ナイスアイデア。
断熱・気密以外のメリット・デメリットを考えてみると・・・
といった感じで、基本的に2重窓と同じような特性が考えられます。
正直なところ、メリットに比べればデメリットはそんなに気にならないのでこの工夫はナイスアイデアだと思いました。
③シューズボックス内にしまい込む
これは僕たちが建ててもらった安成工務店の開催する新築完成見学会にお邪魔したときにあったことなんですが、埋め込みポストの屋内側がシューズボックス内にしまい込まれていたんです!
ぼくはこの時埋め込みポストの断熱・気密対策に関して考えていたので衝撃を受けました。
他人の家なので写真が撮れませんで・・・伝わるかわかりませんがこんな感じです。

冒頭に載せた写真のように回覧板のような長いものを入れてもシューズボックス内で収まってくれるので、貫通ポストや二重窓ほどではないですが断熱・気密対策になり防犯性も向上しそうです。
また、他の対策と比べると見た目がポスト然としないところも大きな違いですね。
ここは安成らしい配慮なのかなと思いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は断熱・気密対策を工夫している埋め込みポストについて書いてみました。
- 貫通ポスト
- 二重窓ポスト
- シューズボックス内ポスト
を紹介しました。
①貫通ポストは郵便物のみならず宅配ボックスも兼ねたものになります。
設置についてはHMや工務店によく確認が必要です。
②二重窓ポストは既製品を組み合わせるアイデアで、【パナソニック フェイサス-int】と【LIXIL イン-プラス】を使っていました。
組み合わせは自身のアイデア次第で色々できそうですね。
③シューズボックス内ポストは出口がシューズボックス内に収まっている設置方法で、一見すると玄関にポストは見当たりません。
安成工務店らしい見た目まで配慮されたアイデア満点ポストでした。
今思えば個人的には貫通ポストか二重窓ポストを設置したかったところですが、もうすでに完成しているためできません・・・
ということで、ゆくゆくはシューズボックス内ポストのようにすでにある埋め込みポストを覆うように棚でも設置しようかと画策しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント