タイトルに書いた「値引きしない」についてズバリ書いていきます。
結論:値引きしません!!!(端数落としはしてくれました)
これについては、理由があると思いますので僕なりに考察してみようと思います。
※個人的見解です
値引きしない理由
これは、営業スタッフの数も必要最低限にして、すでに最大限顧客に還元しているからみたいな回答をされました。
確かに、営業スタッフは他メーカーに比べれば全然少ないですし、そう言われれば納得できなくはないかなと思っていました。
でも、テレビつけてると結構CM流れるし、本屋さんでは無料の冊子も置いてあるし広告費はまあまあ使ってるのかなという印象で、ちょっとここに使ってるお金がもったいないかなーなんて思ています。
つまるところ、最大限顧客に還元しているみたいなのは建前で、実際は別の理由があると考えます。
ブランディング
ブランディングとは、自社ブランドに対して顧客のロイヤリティや共感性を最大限に高めることで、独自の付加価値を創造し「競合他社との差別化を実現する」活動を指します。ブランディングとは?|ブランド構築の手法を10のステップで解説
ということで、値引きしないのはブランディングの一環ではないかと思います。
トヨタの海外向け高級車ブランド「レクサス」が廉価版モデルを発売したことによってブランドイメージを下げてしまったという話でした。
同じように、ホイホイと値引きしてしまっていては安成で建てた家の価値を下げてしまうことになってしまいかねません。
そもそも必要がない
値引きをする目的としては、「顧客の購買意欲を刺激し、より多くの商品を購入してもらうことで利益の総額を増やしていく」ということになります。
安成工務店の場合、年間で建てられる軒数が決まっているために待ちが発生しています。ですので、より多くの商品を購入してもらうということができない状態です。
ということで、わざわざ値引きすることで購入意欲を刺激しなくても大丈夫ということですね。
値引きする余裕がない
安成工務店では、構造躯体に「津江杉」という1年ほど自然乾燥させた昔ながらの方法で乾燥させた杉材を使用しています。
他にも、デコスドライ(断熱材)や湯布珪藻土(内装材)などこだわりの素材を使用していて、だいぶコストがかかっているのではないかと思います。
ブログ冒頭に書いた「最大限還元しています」というのは、このあたりのことを言っているのではないかと。そうすれば、値引きできる余裕は全て構造材などにつぎ込んでいるのでできませんとなっても、まあ仕方ない話かなという気がします。
柔軟な対応が安成の価値?
値引きをしない理由をつらつらと考えてみましたが、それによってこちらが損をするわけではなく全く別の面で得をすることがあります。アフターフォローでも定期的に訪問して引き渡し後の家の調子を見に来て丁寧に対応してくれます。
実際にあった対応①
端数落とし。これは値引きはしないと言いながらもさすがに最終金額がキリ良くなるようにサクサク落としてくれました。
実際にあった対応②
今からもう着工しますよって段階でバイクを譲り受けることになりました。急遽バイクの置き場所をどうしたらよいかという相談をしたところ、軒を伸ばしましょうと提案していただきました。一銭も発生することなくしっかりバイク置き場を確保することができ大変助かりました。
実際にあった対応③
床下との通気口(木仕様)にフィルターなどが無く子供がカードをいたずらで床下に落とすことがしばしばありましたが、アフターでの対応で木仕様の通気口にメッシュ状のフィルターを追加してくれました。これがあるのと無いのとでは大違い!助かっています。
実際にあった対応④
あらかじめ担当者と相談して、洗面とトイレの扉に明り取りとして10×10㎝くらいのステンドグラスを施主支給にて用意しました。このステンドグラスを扉にはめ込めるように加工、取付してもらいました。これは通常の扉と同額、つまりサービスでつけていただけました。
まとめ
ということで、考えてみたら3つの理由があるのではないかという結果になりました。購入するとなると、総額がかなり高い部類には入ると思うので値段は抑えたいところですが、抑えるなら値引きという手段ではなく、何かを減らすなどの変更をするしかないかもしれません。
ただ、安成工務店ではアフターやプラン後でも柔軟に対応できた事例がいくつもあって、値引きしないかもしれないけれど別のところに価値があるんじゃないかと思いました。
参考になると幸いです。ありがとうございました。
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