安成工務店でOM(太陽光による給湯+床下暖気)やOMX(OMの機能+発電+全館空調)などの設備をつけることができますが、全館空調システムにしようと思うとOMXかパッシブエアコンが選択肢に挙がります。また個別にエアコンを設置という考え方もありますね。
今回は安成工務店で使われているパッシブエアコンを使って1年経ちましたのでレビューしてみます。
パッシブエアコンのレビュー
なのでうまく設置しないとデメリットが生じます。
みなさんが気になる電気代や性能について語りたいと思います。
空調性能
さて1番の目的である「空調」の性能はどうかというと・・・
バッチリよく効きます。
建具を開け放しておけばほぼムラなく全室効いています。
温度を感じるくらい温かくすると多分電気代がやばいのでできません・・・
特に小さい部屋(うちの場合5.5畳ほどの寝室)を閉め切った状態だと加湿器をガンガンにかけた状態でも湿度30%台に落ち込むことが多いです。
どれだけムラなく空調が効いているんか各部屋の温度・湿度を時計を使って簡易的に測ってみました。
(建具は開け放した状態で5分以上放置して測定してます。)
測定結果
キッチン:㊧19.2℃/47% ㊨19.3℃/37%
寝室:㊧19℃/47% ㊨19.1℃/39%
子供部屋:㊧18℃/45% ㊨17.7℃/37%
洗面台:㊧19.1℃/46% ㊨19.2℃/37%
脱衣所:㊧19.3℃/49% ㊨19.3℃/40%
子供部屋以外、大体どの部屋も差はあまりなかったような結果でした。
設定
エアコンの設定は2系統設定できます。

パッシブエアコン取説より
A・B・C系統があってうちではAとCの設定が共通になります。
なのでA・C系統(LDKほか)とB系統(床下)の2系統設定できます。
A・C系統は日中は昼12時~16時まで21℃、夜9時~12時まで21℃にしてます。
それ以外はキープ運転(19℃)にしてます。
日中は太陽光発電することを見込んでこの時間帯に設定しています。
夜間は9時から電気代が安くなるのと、寝てる間に暖房の効きが良すぎると過乾燥が気になるので温度設定を抑えめにしています。
B系統は20℃固定にしてます。
※この床下系統は1℃上がると結構電力を食います。
パッシブエアコンを入れている職場の先輩はもう床下には暖房を使っていないとも言っていました。
でも床下に暖気を送ると送らないとでは結構変わるのでうちは使ってます。足が冷えづらいです。

B系統
電気代
- 2022年2月入居〜auでんき Mプラン
電気代
2023年1月:27,347円 700.1kWh
2022年12月:35,355円 776.3kWh
2022年11月:10,533円 257kWh
2022年10月:6,515円 214kWh
2022年9月:7,810円 252kWh
2022年8月:9,590円 304kWh
2022年7月:8,491円 272kWh
2022年6月:5,492円 184kWh
2022年5月:3,551円 127kWh
2022年4月:5,690円 190kWh
2022年3月:11,909円 369kWh
2022年2月:21,292円 635kWh
- 2023年2月〜乗換 中国電力のナイト&ホリデーコース
2月はまだ電力会社を変えたばかりで詳細が出ていませんが、とりあえずパッシブエアコンのモニタで比較します。
今のところ18日間で・・・
2023年2月:6,176円 313kWh
昨年の2月に比べればだいぶ消費電力は抑えられていますね。
他の設備と比べた特徴
パッシブエアコンの特徴と言えるのは初期費用と外観と掃除のしやすさだと思います。
OMXと比べて半額ほどになろうかと思います。
2022年に建てた時には147万でした。太陽光入れて245万でした。
壁づけエアコンと比べたら大変高い買い物です。
壁づけエアコンと比べて本体が見えるところにないためスッキリしているが、別に本体を置く機械室を作る必要がある。機械室からの音はまあまあ気になる。
室外機は1台ですむ。
リモコンを子供にいじられない。OMXも同様の特徴があると思います。
壁づけエアコンと比べて格段に簡単です。
フィルター4つを洗って付け替えるだけですみます。
半年に1回程度なので頻度は変わりません。
OMXも同様のフィルターだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パッシブエアコンの空調性能は建具を開け放しておけば部屋ごとの温度差は少なく、全館をしっかり空調してくれる結果でした。
現在は設定温度を21℃(タイマーで時間帯設定19℃)、床下は常に20℃保つように設定しています。
温度設定はある程度抑えておかないと電気代が高くなってしまうので、試行錯誤しながらこの温度にしました。
僕の記事を読んで建築プランの参考になれば幸いです。
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